20180121

ブログは手段に過ぎないという事



ブログのアクセスアップ方法をGoogle検索しますと、月間何万PV達成とか何十万PV達成した方法とかの派手な解説記事がヒットします。

そこでは実に様々なアクセスアップの手法が丁寧に説明されているでしょう。

そんな記事を読んでいますと「自分のブログにもそんなPVが集まったらいいなあ!」と思ってしまうところですが、そこでもう一度思い出してみて欲しいことがあります。

ブログは目的達成のための”手段”に過ぎない存在だと。

ブログをアクセスアップさせるのはいいのですけど、ブログによって何をしたいのかという目的がブレてしまうとあまりいいことがありません。

ブログの目的は、人によって様々あるかと思いますが概ね以下のような目的、またはそれらの目的の複合体になっているのではないでしょうか?

・自己表現のため

・インターネット上で人と交流するため

・人気ブロガーとして活躍するため

・PPC広告やアフィリエイトなどでマネタイズ(収益化)するため

・ビジネスの集客用途

etc...

そんな目的が先にあって、目的達成のためにブログを使うのが自然な流れであると思います。

言い換えるなら、ブログはこれら本来の目的を達成するための手段(道具)に過ぎません。

ネットの解説に従い、ブログに労力・時間・費用というリソースを好きなだけかけていいならアクセスを集めることは可能です。

しかし、実際問題は仕事や学業もありますしなかなか難しい事だと思います。

そして、そこまでやらないと自らの目的は本当に達成できないのでしょうか?





魚釣りに例えますと、

目的は、「ある珍しい魚を釣って新鮮な刺身を食べたい。」にあるとします。

その魚を釣る竿の役割を果たすのがブログになると思います。

竿はもちろん重要ですけれど、立派な釣り竿があるからその珍しい魚が釣れる訳でもありませんし、その魚の生態や魚を釣るにはどのポイントに何時ごろ、どんなエサを垂らせば釣れやすいのかを研究することも大切なはずですよね?

ブログのアクセスアップのレクチャーについていこうとすれば、釣り竿の作り方を一生懸命勉強しているのに似ています。

数十万PVのブログのレクチャーなんて国宝級の芸術的な釣り竿の作り方を教わっているようなもので、傍らから見れば、「いったいどんだけすごい魚を釣りたいんだよw」みたいな話なんです。

一般的には魚を釣るのにそんなすごい竿なんて要りませんよね?





その前にもっと適当に作った釣り竿でその珍しい魚を釣って食えないのか?考えたいポイントは山ほどあります。


ブログのアクセスアップに関するレクチャーはインターネットに履いて捨てるほど転がっていますが、それらをあくまで目的達成のための手段の一つととらえ、本質的に効率のいい話なのかどうなのかをよく吟味したほうがいい状況にあります。

現在はコンテンツSEOの全盛期になっており、ブログにアクセスを集めるための労力・時間・費用の投入量は一昔前と比べものにならないくらい大変です。

一昔前まではそこそこのブログを作って放置しておけばそこそこのアクセスが集まる「ソコソコ攻略法」が効いたのですが、最近ではコンテンツを充実させて他のブロガーさんに打ち勝っていかないとなかなか思うようなアクセスは集まらないようになってきています。

検索エンジンの上位争いになるとさらに激戦になります。

そんな環境下では、ライバルブログに打ち勝つための労力・時間・費用を惜しみなく投入し、かつ人の心を打ったり、分かりやすいセンスのある文章を書けてはじめて月数十万PVが達成できるのです。

文才はマネの出来ないものなので、たゆまぬ努力以外にも才能も必要とされるのでしょう。


ここで、

目的達成の手段としてのブログにそこまでリソースを賭ける必要が本当にあるのかどうかを一度検討してみましょう。

釣りの例に戻ってしまいますが、ある珍しい魚は本当に優秀な釣り竿がないと手に入れられないのか?と。

良く調べたら、

・釣れるかどうかは運次第、安い竿でも釣れるし竿は大して関係ない。

・釣りより投網で獲った方がほうが可能性が高く安い。

・釣れるなんて1年に1度あるかどうか、諦めた方がいい。

なんて情報が出てくる可能性がありますよね。


ブログも一緒です。

目的を達成するためのブログの存在を見つめなおし、

・そこまで立派なブログは必要なく別の作業に注力したほうがいい。

・ブログでは無くツイッターやFacebookなどの代替手段のほうがいい。

・ブログでは目的到達が困難であるので作業を中止する。

なども考えられるわけです。





常にブラッシュアップすべきは、目的達成のためにブログをどう利用するかであり、人に自慢するような立派なブログを作ることではないと心がけるべきでしょう。

この視点を外してしまうと、ブログそのものに余計な力が入って不要なカスタマイズを施してしまったり、記事を増やすことに時間を使いすぎてしまったり、過度にアクセスを分析してしまったりと迷走し、目的達成(ゴール)から遠ざかってしまいます。

例えばGoogle検索すると「ブログにはワードプレスが最適!」という解説が多いのですけど、「インターネット上で人と交流するため」にブログを始めるのであれば、ワードプレスにこだわる必要はまったくありません。

逆にアクセスが集まるまで3か月以上はかかる独自ドメインのワードプレスを立ち上げるよりも、アメブロやはてなブログを使った方が安く済みますし、アクセスも早くから集まると期待できます。

アフィリエイトだって、そんなにワードプレスにこだわらなくていいと思いますよ。

実際、管理人が最も稼いだブログはワードプレスじゃありません。

はてなでも無く、アメブロでもありません。

FC2?残念はずれ。





答えはSeesaaブログです。

Seesaaブログでマネタイズをお勧めしている解説サイトなんてほとんど見かけませんが、Seesaaだってその気になればカスタマイズも出来ますし検索エンジンの上位表記も出来ます。

商材が良かったのもあるんですが、開始2か月くらいで報酬が発生したのを記憶しています。

おかげでSeesaaブログにはかなり詳しいです(自慢w)。


結局は、「人の行かぬ道に花あり」です。

Googleで上位表記されている記事を読んでみんなと同じことをやっても苦労は多いと思いますが成果出るとは限らないんですしね。

その辺をキモに銘じてブログ運営をされると効率がよくなって行くのではないでしょうか。

「へえ、今ネットでこんな解説が多いんだ。じゃあ俺は・・・。」

それくらいの柔軟な思考で、ブログをただの手段と使いましょう。