ブログのアクセスアップには様々な方法があります。
ただ大きく分類すると、検索エンジンからのアクセスを呼び込むのか?検索エンジン以外の場所からアクセスを呼び込むのか?の2通りのアプローチになります。
1.検索エンジンからのアクセスアップなら
①記事コンテンツの質を上げる(文字数などの対策含む)
②外部被リンクの獲得数を増やす
2.検索エンジン以外の場所からのアクセスアップなら
③アメブロ独自のアクセスアップ手法を使う
④ツイッター(Twitter)からの集客
⑤フェイスブック/フェイスブックページからの集客
これ以外にもアクセスを集めることは可能ですが、今現在大きなアクセスを集めることができるところは上記の5つ(①~⑤の項目)を押さえておけばOKです。
それでは、狙いとするアクセスの流入元をよく検討しながらアクセスアップ対策を進めて行きましょう。
※ここではメインブログのGoogle Search Console(旧ウェブマスターツール)登録などの基本作業が終わった前提で進めて参ります。
初期設定などが完全でない方は、以下2ページ
☑ 初心者向けブログアクセスアップの登録先
☑ ブログにアクセスがない場合のチェック項目8つ
をご覧ください。
1.検索エンジンからのアクセスアップ
Google検索エンジンでの検索順位を上昇させることでアクセスアップを期待します。
①記事コンテンツの質を上げる(文字数などの対策含む)
コンテンツSEOとも呼ばれ内部SEO対策の一つとしてブログのアクセスアップには王道的な手法になります。
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOとは検索ユーザーにとって有益な情報を提供するオリジナルなコンテンツ(記事)を更新し蓄積することで検索エンジンからのアクセスを誘導していこうとする施策になります。
検索エンジンがコンテンツを評価するポイントは、
・ユーザビリティー:検索エンジンユーザーにとって価値の高いコンテンツ
・オリジナリティー:独自性のあるコンテンツ
の2つになります。
ちょっと抽象的な言葉で分かりにくいのですが、逆に言えば、検索エンジンのユーザーを満足させられない内容の薄いコンテンツや他のサイトやブログをマネしたようなコピーコンテンツは検索順位で上位には行けませんよ、という事になります。
ブログ初心者の方がアクセスアップのために先ずとりかかるべき事は、このコンテンツ(記事)の質を上げることになります。
なぜなら、他のアクセスアップの施策をしてもコンテンツが内容に乏しいブログだとすぐにアクセスが減ってしまうからです。
タメにもならず、別におもしろくも無ければブログを読んでくれる人がいなくなってしまいますよね?
このためコンテンツの質の向上を目指し各ブロガーさんが日々熾烈な競争を繰り広げている領域になります。
☑ 無料で出来るコンテンツSEO その方法
また、少しテクニカルな話になってしまいますがパンダアップデートによるGoogle検索エンジンのアルゴリズム変更により1記事の文字数の多い長文記事が検索結果の上位表示を獲得しやすい時代になりました。
競合が多い検索キーワードで上位表示される1記事のテキスト数は2000字~3000字、多い場合は10000字弱になる長文記事の場合もあります。
☑ 文字数とブログアクセスアップの関連性
1記事にかける平均的な制作時間がより長くなりますので、生産性を上げるにはターゲットキーワードの選定が重要なプロセスとなります。
☑ キーワード攻略でブログのアクセスアップを行う
ブログ記事のリライトによる記事制作の省力化ツールも出ていますが、現在のところ人間の書いた文章の水準には到達していません。
☑ 記事のリライトツール
○ メリット
・検索エンジンの検索上位達成により安定的アクセスを比較的長期に渡り期待できる。
・読者が記事の内容に満足すればブログへの再訪問を期待できる。
・読者が記事の内容に満足すればブログ内の記事巡回を促しさらにSEO効果が高まることを期待できる。
× デメリット
・記事のテキスト数や質の高い文章の準備に時間がかかり検索上位を外してしまうと労力のロスが大きい。
・ターゲットキーワードにもよるが検索エンジンの競合ブログやサイト(ライバル)は多い。ビッグキーワードでは手の込んだライティング技術も要求される。
・ブログ開設から月日の経過していないドメインの若いブログは、いくら質の高い記事を準備しても検索エンジンの上位表示までに時間を要する場合が多い。
②外部被リンクの獲得数を増やす
自分のブログへ外部サイトからの被リンクを増やしていく手法を外部SEO対策と言います。
ペンギンデートによるGoogle検索エンジンのアルゴリズム変更により、外部SEO対策での被リンクは効果がない、あるいは効果はかなり薄くなったとも言われています。
しかしながら競合の多いキーワードの検索上位をよく分析してみると被リンクの多いブログのほうが検索エンジンの評価を勝ち得ているようであり、現実に被リンクが増えると検索順位が上昇する現象も見られることから、依然として外部被リンクのSEO効果は小さくないと思われます。
ただ、ブログ開設から時間が経過しておらず、①のコンテンツが不十分な間は特に対策をとる必要はありません。
こんな方法もあると知っておけば十分だと思います。
②-1. ブログランキングによる被リンク増加
ブログランキングに登録することで被リンクを増やします。ただし、こちら側のブログからもブログランキングへリンクを送りますので、単純な1本の被リンク増にはなりません。また中小のブログランキングは閉鎖しているところも多くやや盛り上がりに欠けています。
☑ ブログランキングでアクセスアップする裏技
②-2. キュレーションサイトによる被リンク増加
ネイバーまとめやFC2などのキュレーションサイト(まとめサイト)に掲載されることで被リンクが増加します。特にネイバーまとめはページランクが元々高く、利用しているユーザー数も多いため高い被リンクの効果が期待出来ます。
☑ ネイバー(NAVER)まとめで SEO効果を得る裏技
②-3. サテライトサイト(衛星サイト)による被リンク増加
メインブログへ被リンクを送るサテライトサイト(衛星サイト)を制作する手法もあります。外部リンクの獲得は現在も少なからぬ効果があると知れてきてサテライトサイトの制作も見直されている感があります。ただし、あくまでサテライトサイトになるので作業の効率化が成功のカギを握ります。
☑ サテライトサイトの作り方
☑ 外注ライターを使ってアクセスアップする裏技
②-4. ソーシャルブックマークによる被リンク増加
ソーシャルブックマークに登録されるとブログに被リンクがつきますが、followリンクとnofollowリンクのタイプがあります。nofollowリンクとは「このリンクは辿らなくてもいいですよ。」と検索エンジンに伝える指示文であり、nofollow型のソーシャルブックマークに登録されても直接の被リンク効果は発生しません。
キュレーションサイトやSNSの台頭でソーシャルブックマークも次々にサービスを終了してきていますが、はてブ(はてなのブックマークサービス)は現在もユーザー数が多く影響力を発揮しています。
また、はてブのリンクにはnofollow属性がついていないため登録されると被リンクのSEO効果が発生します。
☑ 初心者向け はてなブックマークの効用とアクセスアップ効果
②-5. SNS(ツイッター、フェイスブックなど)による被リンク増加
ブログ記事がツイッターでつぶやかれたり、フェイスブックに投稿されると被リンクがつきますが、こちらはnofollow属性を持ったリンクになります。このためSEO対策としての被リンク効果はありません。
ただし例外的にSEO効果が発生する場合も考えられます。
☑ ツイッターやフェイスブックのSNSリンクとSEO効果
②-6. その他による被リンク増加
相互リンクサイトや無料検索エンジンへの登録など、一昔前の被リンクの獲得方法がありますが現在は実質意味が無く下火です。
○ メリット
・被リンクによりSEO効果を発揮し検索エンジンの上位表示を期待できる。
・ブログランキングなどのリンク元のサイトからのアクセス流入を期待出来る。
・SNSでのリンクの拡散は検索エンジンのクローラーの巡回を促しインデックスを早める効果が期待できる。
× デメリット
・ブログコンテンツ以外の部分で時間と労力を消費してしまう。
・関連性の薄い記事からの被リンクなどSEO効果が期待できない場合もある。
・被リンク用のペラサイト量産など結果的に意味の無い作業をしたり、スパムリンクとならないよう予備知識と慎重な準備を必要とする。
2.検索エンジン以外の場所からのアクセスアップ
③アメブロ独自のアクセスアップ手法を使う
アメブロの独自機能を使いアメブロサービス内でのアクセスアップを期待します。
アメブロもブログサービスの一種ですが、ブログサービス内で独自のコミュニケーションツール(ペタ、いいね!、読者登録)を開発しており、このツールを利用したアクセスアップが可能です。
☑ アメブロはペタ・いいね・読者登録でアクセスアップ
またアメブロのランキングも他と異なりページビュー=PVカウント形式(他のブログランキングはINとOUTのカウント方式)を採用する独特のスタイルを貫いておりランキング上位を確保してアクセスアップを期待できる場合があります。
☑ アメブロとトラフィックエクスチェンジ
その他アメブロの特徴をとらえたアクセスアップ手法はこちらの記事にまとめました。
☑ アメブロのアクセスアップ方法まとめ
○ メリット
・ペタ、いいね!、読者登録などを使い能動的にアクセスアップを試みることが可能である。
・上記のツールがあるためブログ開設後直ちに集客作業へ移れる。
・有料版への切り替えで広告は外すことが可能である。
× デメリット
・商用利用不可である。
・無料版は広告数が多い。
・ガチガチのブログシステムでカスタマイズに不向き。フレキシビリティは乏しい。
④ツイッター(Twitter)からの集客
ツイッター内で記事を拡散する手法でブログのアクセスアップを期待します。
ツイッターからブログへ誘導する集客方法も有力なアクセスアップ手段です。ツイッターのプロフィールページにメインブログのURLを貼り付けておく、ブログ記事の更新情報などをツイッターでつぶやかせるのが主な手法です。
ツイッターとブログとの連携や定期ツイート、フォロワーの増殖など自動化できる部分も多く小技が効いてくれるのもこの集客方法の特徴です。
☑ ツイッターでのアクセスアップ・集客の基本とコツ
☑ Twitterで自動でフォロワーを増やす裏技
○ メリット
・アカウントの立ち上げ作業が軽くて早い。複数アカウントの運営も十分に可能である。
・うまく行けばバズ(Buzz:次から次へつぶやきが拡散される)を期待できる。
・ツールを使った小技・裏技を使うことが出来る。
× デメリット
・うまく使わないと集客効果に乏しい。
・拡散されるには結構研究が必要である。
・アカウント凍結のリスクがあり、運営のハンドリング次第の一面がある。
⑤フェイスブック/フェイスブックページからの集客
フェイスブック内で記事を拡散する手法でブログのアクセスアップを期待します。
フェイスブックでの記事投稿やフェイスブックページの立ち上げでブログへの集客を行うことも可能です。フェイスブックは商用利用が不可のため、事業用にはフェイスブックページを使います。
いいね!や友達申請などでフェイスブックアカウントへの誘導、アピールなどの小技が効いてくれます。
☑ 初心者向け Facebookページで集客しよう!
☑ フェイスブックで無料集客ツールでアクセスアップする裏技
○ メリット
・アカウント開設後、すぐに(能動的に)アクセスアップを試みることが可能である。
・うまく行けばバズ(Buzz:次から次へ投稿記事が拡散される)を期待できる。
・いいね!や友達申請などでツールを使った小技・裏技を使うことが出来る。
× デメリット
・アカウントの開設がやや面倒、フェイスブック自体での商用利用は出来ない。
・いいね!や友達申請をしてもあまり反応の得られない場合がある。
・ヘッダー画像やプロフィール画像の設定程度で基本的にカスタマイズは出来ない。
以上、主だったブログアクセスアップの手法5つの概略です。
お疲れ様でした。
アクセスアップの作業ポイント
ネットのアクセスアップの解説は実に様々な内容になっていて、あれもこれもと目移りしてしまいますが①の記事コンテンツの質を上げる作業が最初になるのに注意しましょう。
例えばブログが出来立てホヤホヤで記事が2~3ページしかないのにアクセスアップしようとしても一般的には無理があります。
例えば、
「ブログ作りました!」
ってタイトルの記事を書いて、いろんなところからアクセスを集めてもなかなか読んでくれません。
仮に読んでも「へー・・・」としか言いようがありませんので。
まずはユーザーにとって価値のあるブログ記事の作成とブログへの蓄積が先決になります。
その後ブログの目的や属性により、②~⑤の施策を検討してみましょう。
まとめ
どのアクセスアップ手法にもメリットとデメリットが存在しますので、自分のブログの属性と将来的にやりたいことに合わせて、一つのポイントに注力するなり、組み合わせてみるなどして効率的に時間や労力を配分しアクセスアップにトライしてください。
インターネットのアクセスアップのレクチャーも「私の言う通り、こうすればアクセスアップします!」といろいろ教えてくれますが、
・その手法でどの程度アクセスアップするのか?
・どれくらいの労力や期間が必要なのか?
・その費用対効果はどうなのか?(やる意味あるのかどうか?)
等々の重要なポイントは通常分からないものです。
例えば3ヵ月くらい毎日ブログ漬けで頑張っても、ほんのちょっとのアクセスしか増えないんであればやらないほうがいいかもしれませんよね?
逆に3日くらいの作業でアクセスが2倍3倍になりそうな手法なら試してみる価値はありそうです。
こんな感じで自分のブログのアクセスアップにどんな手法を使うか最終的には自分で費用(投入する時間と労力)対効果を見越して判断していく必要があります。
コンテンツが充実してきてブログの運営が軌道に乗りましたら、その辺もちょっと注意しておかれるといいのではないかな?と思います。
それでは、貴ブログのご成功をお祈りしてこの記事を〆させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
楽しいブログライフを!